撥水性はレインコートの2級を上回ります
風呂敷の生地にはいろいろな種類があるようですが、
その中でも「アラベスク〜無限〜」シリーズは
撥水エコイストの素材です。
撥水は、簡単に説明すると水をはじくことを意味するものですが、
撥水加工はシリコン・フッ素といった特殊なコーティングを施して
生地の表面を覆っていることを指します。
撥水過酷を施すことで、雨が降って来たとき雨は玉状になり
生地に染み込むことなく表面をコロコロと転がるようになります。
ちなみに、コーティングで表面を覆ってしまうと空気の通りが悪くなり、
衣類などの場合は蒸れやすい印象になりがちです。
この撥水加工の場合は、生地をコーティングするといっても
布目の隙間が塞がれることはありませんので、空気の通り道は
そのまま残るので安心です。
鳥かごなどの目隠しで風呂敷を使うケースもゼロとはいいきれませんが、
空気の通り道があるので呼吸がしっかりできます。
また、エコイストはペットボトルなどリサイクル樹脂を
99%使用しているもので、地球の資源保護に
貢献するといったメリットもあります。
約100cm×100cmの布(3巾)を作るときには、
約4.3本のペットボトルが再利用されるといわれています。
古典的な唐草模様を現代的な風合いにアレンジしたもの
撥水エコイストは、レインコートの2級を上回る撥水性などの
特徴がありますが、レインコートの2級と聞いても
どのくらいの撥水力があるのか良く分からない人も多いことでしょう。
撥水性には5つの等級が設けられていて、5級は湿潤や水滴が
ない状態、4級は湿潤がなくて小さな水滴が付着する状態、
3級は小さな水滴状の湿潤になる、2級は半分程度湿潤で
1級全体的に湿潤といったレベルです。
また、撥水の品質基準にはJIS規格に防水度試験が設定されていて、
その基準の中で撥水試験を実施して雨傘や晴雨兼用傘の
種類などに関係なくに関係なく合格基準は3級以上です。
風呂敷と聞くと唐草模様をイメージされる人も多いかと思われますが、
「アラベスク〜無限〜」シリーズも唐草模様をモチーフにしているのが特徴です。
ただ、一般的な唐草模様ではなくこの素材に使用されているデザインは
古典的な模様を現代風にアレンジする現代風の唐草模様です。
唐草模様・石・神、この3つのテクスチャーを組み合わせて
現代風にアレンジしているので、古めかしさの中に
今の時代にマッチするデザイン、このような印象になります。
お祝いやプレゼントのとき風呂敷を使うときにおすすめです。