風呂敷を使う目的に合わせて生地を選ぶ
風呂敷は大きさや生地など様々です。袱紗にも使える大きさのものから、
布団などを包む特大サイズのものまであり、用途に応じて生地も変わります。
絹は基本水に弱く、洗うと縮んでしまいますので、汚れやすい用途には向いていません。
綿は手洗いができるので、普段使いに便利です。
紬のように節があり丈夫な織り方のシャンタンや、細かい模様を染めるのに
適しているブロードなどがあります。
絹の風呂敷は、冠婚葬祭や改まった席で袱紗としても使えるので
ひとつは持っておきたいものです。
縮んだ表面の光沢が美しいちりめんは、代名詞といわれるほどポピュラーな存在で
しわが目立たないので使いやすいものです。
ちりめんよりも歴史が古いのが最高級素材の白山紬です。
表面が平らで家紋を入れたりできるので、厳粛な式典ではこちらが多く使われます。
最近の風呂敷の生地には、ポリエステルで作られたちりめんもあり、
家庭で手軽に洗うことができるので人気があります。
こういった風呂敷で使われる生地は、種類が豊富にありますので
文面だけでは伝わりにくい部分もあります。
そのため、実際にその気になる風呂敷の生地などがあれば
サンプルを送ってくれる風呂敷の業者に問い合わせてみると良いでしょう。
大事な一枚になりますので、じっくり考えて選びたいですね。