風呂敷の購入や製作前に知っておきたい生地の単位
風呂敷の大きさには、独特の呼び方があります。
現代人には、まったく馴染みのないものですが・・・
「巾(はば)」という呼び方。
風呂敷のサイズを「3巾、2巾」などと、この巾を使って呼びます。
お店ではcmを使ってサイズが表示されていますが、
老舗のお店や京都のお店では 併せて「巾」で表示しているところも。
これは知らないと中々正しく呼べないこともありますね。
特に風呂敷に興味を持たれている方としては、覚えておきたい雑学ではないでしょうか。
これはもともと着物の反物の呼び方からきているそうです。
昔は今のような大きな布を織る機械がなかったので、
反物をつなぎ合わせて大きな布にしていました。
そのつなぎ合わせた枚数を巾で表していたんですね。
なんだかそんなところも歴史を感じさせる風呂敷の素敵なところです。
お買いものの際に、この「巾」を使ってちょっと”つう”を気取ってみたりして。
また、サイズに関しても単純な正方形ではないのをご存じでしょうか?
実は、少しだけ縦と横の長さが違うのです。
中には正方形の物もあるようですが、基本的にはより使いやすいようにと
縦横の長さを変えているのです。
こういったことも知っておくと、風呂敷を使う上で楽しさが増すかもしれませんね。