名前の由来から現在までの経緯を辿る
”風呂敷”という名前の由来をご存じですか?
その名の通り、お風呂に入る際に足元に引いたり、
銭湯で、脱いだ服を包んで置いたりしたことから
きているという説があるそうです。
そう、風呂敷は今も昔も包むことが大きな目的だったんですね。
なんとその原型は、奈良時代にみることができるそうです。
今ではすっかり鞄にお株を奪われている感のある風呂敷ですが、
当時は、中身にかかわらず何でも包むことができるとして、 大変重宝されていたようです。
さらには風呂敷に家紋や名前を書いたことが柄にも繋がっています。
当時は呉服屋さんなどが屋号を入れた風呂敷で商品を包んでいたそうです。
まるで現代の紙袋!
そんな「物を包む風呂敷」は、使用用途がどんどん広がってきています。
大きなサイズであればレジャーシートにするも良し。
小さいサイズであればブックカバーにするも良し。
正に風呂敷の活用の幅は、使い手のアイデア一つと言えるでしょう。
あんなものを持ち運びたい、でも丁度良いサイズの袋がないと思ったその時こそ
風呂敷の出番です。